あ行 / 電球・照明用語
エミッター
エミッター(電子放出物質)とは、蛍光灯のフィラメントに塗布されている物質のひとつ。蛍光灯のスイッチをつけると、電極(陰極)に電流が流れ温められることで、フィラメントに塗布されているエミッターから電子が放出されます。
エンドバンド
エンドバンドとは、蛍光灯における黒化現象の一つ。エンドバンドはランプ管の端からみて数センチ程度のところから、ランプの中央部分に帯状に伸びていくものです。長時間点灯させた後に発生しやすく、点灯中にエミッター(電子放出物質)の蒸発によるガスと管内の水銀が化合したものです。
アノードスポット
アノードスポットとは、蛍光灯における黒化現象の一つ。蛍光灯における電極付近に発生するものです。比較的境界がハッキリしているのが特徴です。電極のフィラメントに塗布されているエミッター(電子放出物質)が飛散して電極付近のランプ管に付着することによりおこります。
LED
LEDとは「Light Emitting Diode」の略称で、発光ダイオードとも呼ばれます。省電力、長寿命であることから、次世代照明として注目されています。青色発光ダイオードの実用化により白色のLEDが開発可能となったことから、光源としての可能性が飛躍的に増加しました。
Hf蛍光灯
Hf蛍光灯(えいちえふけいこうとう)とは、専用の安定器(Hf専用器具)と組み合わせることで、高効率・高い省エネ効果を生み出す蛍光灯のことを指します。インバーター形蛍光灯・高周波点灯方式蛍光灯・FHF(直管蛍光灯の場合)とも呼ばれることがあります。
HID
HIDとは「High Intensity Discharge」の略称で、HIDランプなどと呼ばれることがあります。HIDランプには大きくメタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、高圧水銀灯などが該当します。高輝度放電ランプとも呼ばれます。
安定器
安定器(あんていき)とは、蛍光灯やHIDランプなどが点灯する際に必要な高い電圧を作り出すための器具です。蛍光灯に限らず、放電により点灯するランプは、放電開始前後での電圧と電流の比(インピーダンス)が異なっています。その為、安定期は放電時に高電圧を作り出すだけでなく、放電を開始した後は抵抗になることで蛍光灯やHIDランプなどに過電流が流れるのを予防しています。
演色性
演色性(えんしょくせい)とは、照明・電球などが物体を光で照らしたとき、その物体本来の色に対してどの程度の質があるかを示すものです。一般に「演色性が良い、悪い」と表現されることが多いですが、演色評価数(Ra)によって数値的に判断することもできます。
色温度
色温度(いろおんど)とは、ケルビン(K)で表現される光の色を数値化した単位の事を指します。色温度(ケルビン)が高いほど青っぽい色となり、逆に色温度が低いほどオレンジっぽい色となります。この色温度の違いにより電球やランプの出す色が違って見えることになります。