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白熱電球の100Vタイプと110Vタイプ

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日本における電圧とランプ

日本では、基本的に100Vの電圧で電力を供給しています。ただし、地域によっては、100Vより高い電圧で電力が供給されている地域もあります。(一般には発電所に近い地域にそういった傾向が見られます)
そのため通常のランプ(蛍光灯など)は、そうしたある程度の電圧の差であれば問題なく動作するように設計されています。ただし、白熱電球の場合は他の電球と比較しても構造が単純であるが故、電圧の変動による影響を受けやすいという特徴があります。
100V用の白熱電球を110Vの電圧で使用した場合、白熱電球の寿命自体が著しく減少してしまうのです。

電圧の違いによる白熱電球の明るさと寿命

白熱電球は、その電圧の変動により特性が大きく変化するという特徴があります。

電圧が高い場合
明るさはアップしますが、その分消費電力が増加します。また、寿命が短くなります。電圧が5%アップした場合、寿命は半分、明るさはおよそ20%増となります。

電圧が低い場合
明るさはダウンしますが、消費電力が少なくなります。また、寿命が延びます。電圧が10%ダウンした場合、寿命はおよそ2倍、明るさはおよそ15%減となります。

白熱電球に100V用と110V用が用意されているのは、仮に電圧が高い地域に住んでいる人は、110V用の電球を使うことで、長持ちさせることができるということになります。また、夜間は使用電力が少ないことから、電圧が上がりやすいという傾向があるようです。そのため、常夜灯など夜に使うことが多い電球などはあえて110Vの白熱電球をつけているところもあるそうです。このほかにも、取り替えるのが面倒な場所などもあえて110V用のものを使うことで、交換頻度を下げるということもできそうですが、そういった場所には近年でしたら電球型蛍光灯を使うことが多いようです。

なお、最も経済的な利用をするには、適合した電球を使用することをオススメします。

 

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