可視光線
可視光線(かしこうせん)とは、電磁波の中で人間が色として認識できる範囲の波長のことを言います。いわゆる光です。太陽光をプリズムに通してみると、七色の色が見えますが、これが可視光線と呼ばれます。こうした可視光線は太陽はもちろん、白熱電球、蛍光灯など様々なランプからも発せられています。
なお、全ての可視光線が満遍なく含まれていると色は透明(白色)に見えます。
定義によると、可視光線とされる電磁波の波長は360nm~830nmと呼ばれています。この波長から外れた場合、人間はこの波長を色として認識することはできません。ちなみに、可視光線よりも波長の短いものを「紫外線」、波長の長いものを「赤外線」と呼びます。
なお、電磁波の波長別に人間がどんな色に感じるかというと、おおよそ以下のように示されています。
380-450nm:紫
450-495nm:青
495-570nm:緑
570-590nm:黄
590-620nm:橙
620-750nm:赤
ちなみに、中間地点(555nm)の黄緑色の色を人間は一番明るい光として感じるといわれています。例えば、470nmの青色の光と、上記555nmの黄緑色の光を比較すると同一のエネルギーで照射した場合、555nmのケースと比べて470nmの光は1/10程度の明るさしか感じないという研究結果が存在しています。
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