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蛍光灯の点灯方式

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蛍光灯の点灯方式の違いについて

蛍光灯の光る仕組みのページで蛍光灯がなぜ光るのか?を説明しましたが、その中でも、電極から電極へ電子を放出させ、ガラス管の中を高電圧状態とする仕組みには大きく「スターター方式」「ラピッドスタート方式」「高周波点灯方式」と呼ばれる3つの方式があります。後者ほど最新の技術となっており、その分性能も高くなっています。

なお、現在使用している蛍光灯を別の点灯方式のランプに交換する場合は、蛍光灯だけでなく、器具も交換する必要がありますので注意が必要です。

スターター方式の発光原理としくみ

スターター方式は蛍光灯の中でも最も古い方式の点灯法です。フィラメントを予め予熱して放電を行います。スターター(点灯管)と呼ばれる別の器具が点灯には必要です。なお、電子点灯管を利用すると、電子回路によりスタータの働きが改善されることから点灯までのスピードがやや改善されます。直管蛍光灯の型番では、「FL」となります。

 

ラピッドスタート方式の発光原理としくみ

ラピッドスタート方式の蛍光灯はスイッチを入れてから点灯するまでの時間を短くするように改善されています。安定器(照明器具)が点灯管(グロー球)の働きをしていますので、点灯管は不要です。直管蛍光灯の型番では、「FLR」となります。

 

高周波点灯方式(Hf型)の発光原理としくみ

高周波点灯方式(Hf型)の蛍光灯は、最新の点灯方式を採用している蛍光灯です。電子安定器(インバーター)により交流である電源をいったん直流に変換し、高周波に変換することで蛍光灯を点灯させます。チラツキが少なく、ランプ効率のアップ(省電力・高い照度)、50Hz地区、60Hz地区の区別無く使用できるなどの特徴があります。直管蛍光灯の型番では、「FHF」となります。

 

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