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ハロゲンランプ

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ハロゲンランプとは~ハロゲンランプの特徴とまとめ~

ハロゲンランプは近年その利用の幅が急速に拡大している電球の一つです。店舗、住宅などのダウンライトや自動車などのヘッドランプなどにも用いられています。用途により片口金タイプ、両口金タイプ、ミラー付きタイプなどいくつか種類があります。

ハロゲンランプの種類
以下はハロゲンランプを大まかな種類に分類したものです。

片口金ミラー無しハロゲンランプ

片口金ミラー無ハロゲンランプ
ミラーが付いていないタイプです。光は全方向に対して拡散していくのが特徴です。

片口金ミラー無しハロゲンランプ

片口金ミラー有(スポットライトのような形状)
ミラーがついており、前方への照射に特化したタイプのハロゲンランプです。照射角度は「狭角」「中角」「広角」といったように選べます。

また、最近では白熱電球の生産停止に伴い、「電球型ハロゲンランプ」というものも一部メーカーで登場しています。蛍光灯やLEDへの置き換えではデザイン上満足できない方向けの商品となっています。

 

ハロゲンランプ型番の見方

ハロゲンランプ型番の見方では、ハロゲンランプを注文する際に役立つ型式・型番の見方を説明していきます。

種類
構造
定格電圧
消費電力・付記
ミラー径・口金
ハロゲンランプの電球としての種類を示しています。 構造を示します。 定格電圧を示します。 定格消費電力を示します。Wの後には、「N」「F]「P」などの特殊用途が示されます。 ガラス球の径(直径)を示します。
J(単コイル)
JD(二重コイル)
無表記:ミラー無
R:ミラー付
100V 40W
N:赤外反射膜
F:フロスト加工
P:セルフシールド
K5E

ハロゲンランプの場合、やや型番が複雑ですが基本を抑えておけば大丈夫です。いくつかの例を挙げながら見ていきましょう。

JDR110V75W/WF/K7E
JD(二重コイルタイプ)、ミラー有のハロゲンランプで、定格消費電力は75wを示しています。「/WF/」の部分はメーカーごとにより異なりますが、この型番(三菱)のケースではランプの照射角度が「広角」を示しています。最後の「K7E」とは、K:前面ガラス付、7(径を示す。70mmの意)、Eは口金がE11であることを意味しています。

JD100V65WN/P/E
JD(二重コイルタイプ)、ミラー無しのハロゲンランプ。定格電圧100V、定格消費電力は65Wを示します。Nは赤外線反射膜が付帯していることを意味しています。また、Pはセルフシールド(照明器具に保護シールドを必要としていない)、最後のEは口金E11を意味しています。

JR12V20W-SP/K3EZ
J(単コイルタイプ)で、ミラー付のハロゲンランプ、定格電圧は12Vとなっており、商品電力は20Wです。Sは狭角であることをしめしており、K3は直径30mm(3cm)、EZは口金EZ11であることを示しています。

 

ハロゲンランプの技術的解説・コラム

ハロゲンランプが光る仕組み
ハロゲンランプはその発光原理自体は白熱電球の場合とほとんど同じです。ただし、ハロゲンランプには名前の通りガラス球内に「ハロゲン」という気体が含まれており、これが含まれていることにより白熱電球と異なる特性があります。

ダイクロイックミラーとハロゲンランプ
スポットライトとして活用されることが多い、ミラー付きハロゲンランプですが、問題としてハロゲンランプ自体が発する熱という問題があります。それを解決するものとしてダイクロイックミラー付きハロゲンランプが販売されています。ここではダイクロイックについて説明します。

ハロゲンランプと調光
ハロゲンランプは白熱電球としくみが同じということは調光ができるのでしょうか?ハロゲンランプも白熱電球と仕組み自体は同じですので調光可能です。ただし、白熱電球のような腸寿命化は難しくなります。これは、ハロゲンランプの特徴でもあるハロゲンサイクルと関連しています。

 

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